「精市。私達が付き合いだした日も、こうやって雨が降ってたよね。」
「フフ、そうだね。」
「だから、私雨って好きだな。」
「俺もだよ。雨以上にが好きだけど。」
「私も、精市の方が好き。」
外は土砂降り。テニス部をはじめ、グラウンドを使う運動部は休みになった。部活をしている精市も好きだけど、やっぱり私だけの精市になっているときが一番好き。だって、好きな人は独り占めしたいじゃない。
「あの・・・幸村くん。」
「何だい?」
「ちょっと、話したいことがあるの。」
「ゴメン、俺達の邪魔しないでくれるかな?」
「あ、の!一言で良いの!聞いて・・・?」
「話のわからない子だな。目障りだ、っていうのがわからないかい?」
「っ・・・ご、めんなさい・・・。」
ゴメンね?でも、あなたじゃ精市にはつり合わないの。それに、何で振られるのがわかってるのに告白なんてするわけ?私にはそれが理解できない。精市には私だけが居れば良い。私も精市しかいらないから。
ずっと2人で居れたら、って何度願ったことか。
「・・・。」
「ん、良いよ・・・。」
雨が降る日は、精市とヤる。何だか、そう決まっている。鍵かけるの忘れてたけど・・・そんなのどうでも良い。
だって、精市とヤッてる時は精市は私しか見ないでしょう?
「あっ・・・・・・せ・・・いち・・・!!」
「良い、よ。・・・イキなよ・・・!!」
絶頂に達しそうな私を、精市は激しく突く。意識が朦朧とする。
「あ、ん・・・イく・・・・!!」
「俺も・・・限界・・・だ・・・!!」
2人同時に果てた。
「、他の男なんて見ないでね。」
「見るわけないでしょう?私には精市しかいないの。寄ってくる男はただの虫けら。」
「フフ。そう言ってもらえて嬉しいよ。・・・愛してるよ、。」
「私も・・・愛してる。ずっと、傍に居て。」
「約束するよ。」
「約束を破ったのはだろ?・・・バカだね。は。」
好きな人ができたから別れよう、なんて。
「・・・とんだ戯言だよ。」
「他の男のところにいくのなら、殺してあげる。」
これも
愛が故